京都・クリパルヨガのある暮らし

京都からクリパルヨガを伝えています。米国クリパルセンター公認ヨガ教師 hitomiのブログです。

身体という知性~フェルデンクライスとの出逢い~

ヨガを学びはじめて

身体との対話をする機会が増え

日々トライ&エラーを繰り返している。

 

手前で立ち止まれたかと思ったら

行き過ぎて、身体から強制ストップがかかったり。


この夏は、少し行き過ぎたのか

秋になった途端

突然膝が痛くなったり

胃腸がダウンしたり

身体からのサインを受け

一度立ち止まることになった。


そんな折、フェルデンクライスのATM(Awareness Through Movement)を受けてきた。


ろじのあかり

https://rojinoakari.com/

 

色々な人から

フェルデンクライスは

一度うけたほうがいいと聞いていて

はじめて、ろじのあかりを

訪れたのが今年の6月で

今回4回目。

 

ATMは、グループレッスンなのだが

この日はたまたま一人で

受けることができた。

 

はじめに、プラクティショナーの

あかりさんが、今気になっていることを聞いてくれたので

膝のこと、普段から不調の

目と首のことを伝え

きをリードしてくれた。

 

かかとを動かしたり

骨盤を動かして

頭の動きを感じてみたり。

 

フェルデンクライスは

段しないような動きを

とても小さく、繊細にしていくため

毎回、新鮮。


そして、自分の身体のこと

知らないことばかり。


仰向けで、目を閉じて

行っているので

言われた通りできているのか

っているのか知りたい…

と思う気持ちが出てくる。

 

骨盤を動かしながら

頭の動きを感じるとき

手を置いてはいるものの

頭は動いているのか

よくわからなくて

脳みそをイメージし始めていたり。

 

頭を楽な方向へ転がしてください

と言われて、どちらが楽なのか

坂道を上ってから降りたほうが

楽じゃないかと、考えている

自分に出くわす。


元々、感覚派、だと思っていたが

このところのわたしは

思考優位になっていることに

気付かされる。

 

知っていることが

安心材料になるわたしにとっては

知らないことだらけの世界は

暗中模索状態。


ラクティショナーの

あかりさんは、そんなとき

まるで、ろじにあかりをともすように、

優しく見守り

時に安全な方向へ

ナビゲートしてくれる。


ここにくれば大丈夫

ここまでこれたのだから大丈夫

と思わせてくれる存在だ。

 

ATMのレッスンは

1回40~50分程度で

繊細な動きをいくつかしたら

終わり。

 

ヨガをして

エネルギーの高まりを

感じることになれている私にとっては、あれ、もう終わり?

という感覚が残る。

 

たくさんやることより

いかにやるか。


エクササイズではなくて

脳の学習。


フェルデンクライスでは

脳が新しい学習をするのには

1回に詰め込みすぎず

充分な休みが必要ということだ。


それも、心地よいことだけで

よいという。


苦手なことでも

練習すればできるようになる

という初等教育がベースに

根付いている私にとって

今までの習慣が

覆えされる時間でもある。

 

ヨガを通して、身体を感じる

ということには

慣れているつもりだったが

ェルデンクライスで行う

動きはとても繊細で

どかしかな

何も感じられずに終わったり

自分の意識には何も上がってこずに

終わることもある。

 

何かを得ようとすると

逆に何も得られない

いかに手放せるか

フェルデンクライスでは

ポイントだそう。

 

それでも、この日終わったとき

確かに膝の関節の痛みが和らぎ

首がのびてスペースがうまれ

視界が広がっていた。

 

どこがどうなって

こうなったのか

よくわからない。


動かしているところと

影響が及んでいるところが

遠く離れていて

実感はなくても

確かに身体は繋がっているのだと

知らされる。

 

身体の細部では

自分の意識の及ばない範囲で

連携がとられていて

それはとても繊細な世界。

 

身体の知性に触れた

ような気がする。


自分の身体のこと

っているようで、知らないこと

分からないことばかりだなぁと思う。


そして、そこには、

まだ見ぬ可能性が眠っている。

 

⚪⚪


『ろじのあかり』は

あかりさんとパートナーのゆうきさん、

夫婦でプラクティショナーなので

とても心強い。


11カ月になる、ひずきくん

も見守ってくれている。


ふわふわで、健やかな赤ちゃん

とてもかわいい。


ところで、この家族

3人いてもすごく静かで穏やか。


ドアをしめて着替えている間

あまりに静かなので

誰もいなくなったかと思ったら

ちゃんと3人いて

驚いたこともある。


健やかな身体は

ノイズが少なくて

静かなんだということを知った。


興味のある人は、

一度、フェルデンクライス

を受けてみてほしい。


身体の知性に触れ

可能性を広げてくれる

メソッドだと思う。

 

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京都フェルデンクライス   ろじのあかり

http://aafelfel.blogspot.com/