京都・クリパルヨガのある暮らし

京都からクリパルヨガを伝えています。米国クリパルセンター公認ヨガ教師 hitomiのブログです。

まなざしの変化~フェルデンクライスの体験~

フェルデンクライスのWSから、一週間。


自分の身体が心地よくいられれる

ゼロポイント、を体験したことで

日常ではたくさんの違和感と出逢っていた。


今まで当たり前、と思っていたことが、少し違ったものに思えて

もっと心地よい選択があるかもしれないという気持ちが芽生える。


身体からのアプローチで

知覚が変化するのはおもしろい。

 

⚪⚪


そんな折、再び、フェルデンクライスのATMのレッスンを受けた。


今日のハイライトは、目の使い方が変化したことだ。


わたしは視力が悪いせいか

眼精疲労から頭痛になりやすいのが悩みの種。


眼鏡かコンタクトが欠かせない生活なので、裸眼で見るようになったらどれほどいいだろう、という願望を抱いている。

 

レッスンでは、横向きになって、

膝と腕を動かしたり、

首と目を同じ方向に動かしたり、

反対に動かしたりする動きをいくつか行った。



小さな動きで、身体はほとんど使っていない状態でも


神経はアクティブになっているようで

途中で神経がじりじりと、動いているのを感じた。

 


最後に、起き上がって、周囲を見渡しながら、歩いてみる。

 


まず、首が伸びて、目線の高さが上がっている。


左右を見渡す首の可動域が広がり

目の動きが滑らかになっている。


目のピントの合わせ方が、近くを凝視する近視的な見方から

ぼんやり遠くを見るような視点になり、

まるで水平線を見渡すような、

まなざしで見られるようになっている。


⚪⚪


目と周辺の神経の緊張

こわばりがゆるんで、顔の表情も柔らかくなっている。

 


視線が変化する


視点が変わる


見える世界が変化する


 

私たちは普段、視覚からたくさんの情報を得て、判断し選択している。


目の使い方が変わり、見えるもの、見方が変わると、自分と世界との関わり方が変化する。



選択肢の広がりととも、選ぶものも変わってくるだろう。


その先には、どんなものとの出逢いが待っているだろう。

 

 ⚪⚪


フェルデンクライスのレッスンでは、身体はほとんど動かしていなくても


脳や神経系がアクティブになるためか

一つのレッスンを終える頃には、疲労感を覚える。


 ⚪⚪



レッスンの後、近くに見つけたモルフォカフェに、はじめていってみた。


食べ物も空間もとても心地よい。


身体が喜んでいる。

 


一つ一つが脳の学習、ということを日常でもを意識するようになった。



赤ちゃんが良いも悪いも判断なしに、すべてを吸収して育っていくように


大人になっても、体験していることは、すべてが脳の学習に繋がっているようだ。


見えないところで、我慢や無理を重ねていたら、それも脳が学習していることになる。


自分をごまかさず、身体と心が喜ぶものを与えて、育てたいと思う。

 

⚪⚪


人生は色々な選択の連続。


判断に迷うことはある。


それでも、どんな時も心地よさを基準に選んでいいと

自分の中で決まったわたしの心の内は、健やかだ。


まるで、身体とともに、旅をしているかのよう。



わたしにとって、より心地よくいられるのはどの方向だろう。

Which direction is for me?

 


最初の一歩は、いつも自分に許可を出すことからはじまる。



わたしは、心地よいあり方を選ぶことができる。

 

 

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(フェルデンクライス ろじのあかり 中野ファミリーと)

 

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