もう2週間以上たつのに
思い出しては、今なおこころがほかほかしている。
Yoru cafe to books
book pic orchestra 川上洋平さんの
『今のあなたに合った本をお選びします』
一人一人、丁寧に話しを聞きながら、
親しい友人を紹介するように
自分に合った本を選んでくれるというイベント。
お店の雰囲気
小学校の図書室で、働いていたとき
子どもたちから、一番よく聞かれて
一番難しかった質問は
『オススメの本はありますか?』
だった。
子どもたち、ひとり ひとり 興味関心も違えば
これまでの読書量や 読書経験もさまざま。
初対面の子どもに、聞かれると
それらのリサーチ、やりとりが必要。
けれども、図書室の先生は
わたし一人しかいないため
同時にたくさんの子どもたちからの
質問を受けることも多く
子どもたちも、休み時間や授業の合間なので
ゆっくり話す時間もない場合もあり…
さらっと、聞いてくれるけど
当人は、この大人は自分にどのくらい向きあってくれるのか、しっかり感じているので
(ちゃんとした答えが返ってこなかったら
もう聞いてはもらえなくなる)
毎回、真剣勝負。
自分の知識&経験不足もあって、
何度悔しい思いをしたことか。
ということを、思い出しながら
今のわたしがいるところや
気になること、を話していく。
大人になって、いや、子供の頃から
こんな風に自分のために、時間をさいて
本を選んでもらったことがあっただろうか。
自分の話を聞いて、選んでもられるというのは
なんと、楽しく、うれしいことだろう。
本を選んでもらっているところ。
待っている間の時間も、ワクワクする。
選んでもらった本
本と人を繋ぐ仕事。
本と人、両方に対してなんて愛がある行為なんだろうと、感心してしまった。
そんなこんなで
今も思い出しては、こころがほかほかしながら
選んでもらった本を読んでいるところである。
book pick orchestra
https://www.bookpickorchestra.com/