京都・クリパルヨガのある暮らし

京都からクリパルヨガを伝えています。米国クリパルセンター公認ヨガ教師 hitomiのブログです。

ホームにいることの大切さ

今朝、オンラインでクリパルの

アーユルヴェティックヨガを受けたときのこと。

 

クラスの冒頭に、担当のまきこさんから

「物理的にも心理的にも自分自身が

ホームだといられる場所にいることは、大切ですよね」

というお話がありとても共感した。

(アウェーでオンラインをするのは大変という文脈での話だったので、そこにも共感)

 

私たちは、緊張したり、気持ちが落ち着かないとき

そわそわ動き回ったり、たくさん水を飲んで、頻繁にトイレに行ったり

じっとしていられなくなる。

そういう時は、ヴァータという風の質が増えて、乱れている。

 

ヴァータは腰回りが座位(住んでいる場所)なので

本来はそこにいると安定しているが

動きやすい性質なので、上の方や四方八方に動き回る。

ヴァータが増えすぎると、思考があちこちに飛び回り

気持ちもそわそわ、身体も落ち着かなかくなる。

 

そこで、アーユルヴェティックヨガでは

ヴァータが本来いるべき座位、腰回り、土台をしっかり整える。

30分という練習の中で、身体も心も安定してくる。

 

話を戻すと、自分自身がホームにいないときは、

心もとなく、そわそわして、

心も体も緊張をしていて、

無駄な力みがあり、頑張っても空回りしたり

どこか自分の力を発揮できない。

 

そういう状況の中で

「どんなところにいても(ヨガの実践者なのだから)自分らしくいれるはず。

そうしなければ!」

と思い、頑張ろうとすると、、さらに余計な負荷がかかり

自分の中心から離れていく。

 

自分が自分らしくいられる場所にいると

自然にリラックスしていて、無駄な力みがない。

その状態の中で、人は本来持っている力を最大限発揮できる。

 

無理に自分を変えようとするのではなく

まずは、環境を整える。

 

自分が落ち着いて、安心安全を感じられるホームに身を置くこと。

大切な大切な存在をやさしく包み込むように。

 

それってとても大切なことだなぁと思う。

 

緊張が日常になると、リラックスの感覚が感じづらくなる。

結果だけを求めて、猛スピードで突き進んでいると、

方向性を誤っていても気付けなくなる。

 

普段から心地よい感覚の中に身を置くこと

違和感を違和感として、しっかりと受け止められること

違うと感じるときには、立ち止る勇気を持つこと。

 

そんな自分への優しい寄り添い方が

自分らしく生きることに繋がっていくのだと思う。

 

  

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