香川に帰省したときに、逢いにいく景色があります。
空と海が広がっていて、瀬戸内海に浮かぶたくさんの小島を眺むさぬき市の大串半島。
天気がよければ、明石海峡や瀬戸大橋も見えます。
水平線はゆるやかに丸く、地球は丸いことを、この景色が教えてくれました。
子どもの頃から、すぐそばにあった景色。
いつも変わらずに待っていてくれる場所。
心地よく、身体にふれる海風。
ほっとする安心感。
広くて開放的なスペース。
この日は誰もおらず、この景色と空間を独占しました。
人が本当に求めているものは、何だろう。
美味しい空気
キレイな水。
安全な食べ物。
美しい景色。
原始的な欲求は、とてもシンプルで
自然が無償で提供してくれているものばかり。
心がほっと寛ぎ 穏やかで 満ち足りた感覚。
安心感。
人との温かい繋がり。
田舎では当たり前のように
いつもそこにある。
ずっと住んでいると気付かなかったんだろうなと思います。
離れているからこそ気付くこと。
「わたしは、なんて美しい場所を選んで生まれてきたんだ」
これらの景色に再会するたびに、毎回のように感動してしまうのです。