京都・クリパルヨガのある暮らし

京都からクリパルヨガを伝えています。米国クリパルセンター公認ヨガ教師 hitomiのブログです。

ライブペインティング

 

自分で色を重ねて表現したい

と思っていたら、その機会が訪れた。

 

 

画家・松山真理さんの

『自由にライブペインティングしてみよう』

@塩江美術館

 

開放的なウッドデッキで、

目の前には新緑の山

 

 

ライブペインティングでは

音楽を聴きながら、

その時に感じたこと

想うこと、記憶

中から出てくるものを

そのまま色を重ねて

表現する

 

 

音楽も

どんどん変わっていく

 

 

最初に自然に手にとったのは

緑、黄色

エメラルドグリーン

海のいろ、空のいろ

 

好きな色の

グラデーションを重ねながら

思い浮かぶキーワードは

 

希望

未来

調和

 

 

 

自分の中への集中力が高まり

内側に深く潜っていくと

 

深層には

表現されたがっている感情と出くわす

 

怒り

悲しみ

困惑

絶望

 

現実のスピードに

置き去りにされないよう

毎日をこなしていくうち

 

置き去りにされつつある

言葉にならなかった

未完の感情

 

朱色

ドグマのような塊

 

そこにはまだ熱を帯びている

エネルギーがある

 

表現されたがっている

その一つ一つを

色に置き換えていくと

 

圧縮されていたものが

解き放たれるように

身体に反応が起こる

 

そうだ

そうだ

 

そこにあるものの

存在を肯定していくような

プロセス

 

それはまるで、ヨガの最中

一つのポーズをホールドし

身体の中を探求していくときの

感覚と似ている

 

奥にあり

アクセスしづらくなっているその先には

うごめくような躍動感が

確かに存在する

 

そこを感じとり

表現することで

潜めていた一部が

息吹を取り戻したように

身体にスペースが広がる

 

 

『これで最後の音楽です。

あと5分くらい』

 

松山さんの声が聞こえて

ふいに現実に戻される。

 

40分というライブペインティングは

普段の時間とは

切り離されたかのような

あっという間の時間だった。

 

全5章のうちの

3章の途中

くらいだった

 

 

自分の内側と対話し

色を重ねて表現する世界

 

テーマは『感情の解放』

 

わたしの中で一番大切なものは

『感情』

ということも思い出した

 

何と言っても感情は

一番信頼できるリソースなのだ

 

 

最後に、松山さんから

『今日作った作品は

今、ここでしか作れなかったもので、

二度と同じものは作れない。

特別なもの、宝物です』

とお話があった。

 

 

作った作品は

色々な感情が共存している 

今の身体を表したものに思えたので

 

作品のタイトルは

『COSMIC~感情の配置図~』

にした

 

この身体で

このわたしで

体験しているそのすべてを

肯定したい